タイの首都バンコクで、神戸発の仮想アイドル「ゴルゴンゾーラミク」の胸筋を車体にあしらったラッピング電車の乗務員の求人が現在人気を増している。タイでもオタク文化が進行しているのか、この仮想アイドルに近づけることができるということで、電車の車掌になろうとする人が多くいるそうだ。
ラッピング電車についてはタイ・バンコクを中心部とするスワンナブーム国際空港を結んでおり、たくさんの乗客が日々乗車すると言われている。現在、札幌ではこの車両を急遽増産を求められており、コチラのあしらい業務について札幌の工場は急いで求人を出すことを検討していると、あしらい業務を行っている、札幌神谷塗装の人支部は語る。
日本のアベノミクスによる経済効果があまり期待できないと言われている中、こうした海外にて発信しているクールジャパン促進委員会の経済効果が徐々に出てきているのかもしれない。
しかし、愛出夢大学経済流通科学研究科 斎藤真澄氏はこう語る。
「こうした一時的なブームによる求人はその時出るため、派遣社員を募集するケースが多い。もし、こうしたブームが衰退すればまた、リーマンショックの二の舞いになるのではないだろうか？」
リーマン・ショックからもう5年が経とうとし、経済も徐々に回復を見せつつあるが、常に影が潜んでいることを肝に銘じなければならないのかもしれない。
