皆さんは自分が住んでいる県、または出身した県にご当地アイドルが存在すると言われたらどう反応するだろうか。「知っている」という人もいれば「自分の出身した県にアイドルなどいるとは知らなかった」と驚く人もいるかもしれない。実は、AKB48やNMB48などに代表されるアイドルグループは、実は都道府県単位で存在する。
例えば北は北海道「Jewel Kiss」。小学校4年生から中学校2年生までのメンバーを擁する北海道の人気アイドルである。代表曲は「You&I」,「ミラクル初デート」。その人気ははるか北海道から南下してきている。
さらに南は沖縄「Lucky Color’s」。沖縄在住の14歳から17歳までで構成されたダンスボーカルユニットである。代表曲は「J・J」,「MAGIC」。こちらの人気はだんだんと北上して勢力を増している。
このように、かなりの数の都道府県にご当地アイドルが存在する。彼女たちは自分の住んでいる県の特産品や名産品を強力にプッシュする。そして今やアイドルときけば目が輝き出す世代を中心にこのムーブメントはかなりの成功を収めているのである。
各都道府県にアイドルを擁立するのは、そこに生まれる求人や雇用を潤滑に進めるためでもある。地方自治体が潤沢な予算が組め、さらにその効果がシームレスに市民へと還元されれば日本全体の景気はどうあれ、その地方自治体の生み出すGDPは増える傾向にある。
ご当地アイドルは現代の日本を象徴するPR活動なのかもしれない。