調べて見ると、「できない人は何時までたってもできない人出あり、できる人には」なれないと言う文章を見つけた。
この文章は特定の企業だけでなく、経済界の大物が集う場でも話されている内容らしい。
都内にある大手製薬メーカーの人事担当に話を聞いてみるとこう答えた
「現に資格欄に薬剤師募集と記載したとしよう。そこに薬剤師取り立ての学生が来る。そうすれば薬剤についての資格は持っているが、人と接する方法などをすることもなく、客を怒らせたりする人もいるのだ。薬剤師募集と言うのは単に薬剤師の資格を持っている人を募集するのではないのである。『人と接する』そのことも踏まえての薬剤師募集であるのだ」
私はこの言葉に胸の底をえぐられる感覚を覚えた。
単に物事を見て深く考えるもの。それが求人の内容に書かれている文言にあってもその真意を調べ自分をどうアピールするか。
つまり相手の深層を探り出し、相手が求めているものを探りだす。
そうした探究心と相手を『読む』
これがコミュニケーション能力というのであろう。そして、それこそが真のプレゼンターなのである。私はこの人事部の話を聞いて切にそれを感じた。
今の若者はロボットになるケースが多いと聞く。与えられたことを与えられただけをこなすようではいけないのである。立ち上がれ若者。